富士山初登頂

京大オリエン部が恒例の夏合宿をやるので、顔を出しに富士まで行ってきました。

久々のロングレースにビビってしまい、全くペースを上げないまま淡々としたレース運び。
それでも現役生には勝利しましたが、やはり大ミス2回、計5分のロスは大きかったです。

でも、やっぱ富士のオリエンは最高です。
複雑に入り組んだ地形と走りやすい平らな地形はとても楽しいです。


大コンパも相変わらずの盛り上がりで安心しました。



そして、今回の遠征のメインになってしまったのが、翌日の富士登山です。

本当は行くつもりなかったんですが、クラブの先輩方に影響され、レース終わった後に無性に登りたくなってしまいました。

僕「装備何も持ってないですけど、大丈夫ですか?」
先輩「大丈夫だよ。だって、普通の人でも登れる山だよ?」

というわけで、急遽参加することにしました。
やっぱオリエンティアは世間的に普通じゃないわけですね。



最高に良い天気でした。
5合目まで車で行って、直登すること2時間半で頂上へ。
帰りはオリエンティアパワーを発揮し、全速力で駆け降りました。

景色も良いし、山はきれいだし、ワクワクしっぱなしでした。
頂上の火口なんか、自然の雄大さをまざまざと見せつけられます。





土曜:夜通しの移動→ロングディスタンスのオリエン→大コンパ→3時間睡眠→
日曜:富士登山→渋滞に巻き込まれる→23時に帰宅

という過密スケジュールでしたが、それだけに存分に楽しめました。

行きの車を運転してくれた、いり&mk-yoshiさんにはマジ感謝です。
あれがなければこのハードスケジュールはとてもこなせませんでした。

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話は変わりますが、


都会のど真ん中に住むようになったからでしょうか。
最近、やたらと「人間の業の深さ」を感じるようになりました。


肉や卵を食べるために、どれだけ残酷なことをしているのか。
昼間、便利で快適に過ごすために、どれだけエネルギーを使っているのか。
我々の飽食の影でどれだけの人が飢餓で苦しんでいるのか。

考えれば考えるほど、信じられないほど大きな犠牲の中で我々は生きています。

そう思うと、「地球に優しい」とか「エコ」とかいう言葉がいかに傲慢な物言いなのか。



今回の富士登山でも思いました。

5合目までは車で行ける&8月最終日曜ということで、登山口付近で大渋滞が起こってたのです(ちなみに、登山を開始してからも登山者による大渋滞が起こっていました)。

「登山」って自然と戯れる実に良い余暇の過ごし方だと思うんですが、それも所詮排気ガス撒き散らしながら楽しんでるんだと思うと、切なくなってしまうわけです。


そんな暗い話題を書いて、後味悪くこの日記を終わらせたいと思います。

ではでは。