来年のインカレへ

今年のインカレが終わって一週間が経ちました。

来年は関西地図製作所のほうに傾倒し、監督はもう辞めようかと少し前まで考えていましたが、3月20日ミドルの日の晩に決めました。

続投要請があれば続投しようと。



昨日は先輩の結婚式で、2次会と3次会に参加しました。
その場でOBの方々と、京大OLCの競技面での話をちらほらとしていました。


あるOBの方に言われました。
「今年のコーチ団はすごくがんばってた。ああいう結果にはなったけど、絶対その努力は実を結ぶはず」

またあるOBの方にも言われました。
「今年の現役生の取り組みも、MLを見ている限り非常に良かった。結果が付いてこなかっただけ。」


実際、今年は僕としても結構がんばってたんじゃないかと思います。ひとまずそれを認めていただいたことはすごく嬉しかったです。

でも、やはりこういう立場の人間は、結果が全て。

結果を出せなければ、極端な話意味のない努力をしていただけで、価値がありません。

少し前の日記にも書きましたが、技術的な部分は惜しみなく教えてきたし、運営の類もやってきました。

しかし、部員のモチベーションを喚起し、お互いを支えあう環境づくりをきちんとやってきただろうかと考えると、そうではなかったように思う。



今後、社会に出るにおいても、関西地図製作所の運営をするにしても、構成員の力を最大限に引き出すことは非常に重要です。

だから、僕もこのままでは終われない。必ず京大を強い集団にして、来年のインカレの舞台に戻って来たいと、そう考えます。




来年の僕の監督として描くテーマ。
それは、「自律」と「支えあい」です。


そもそもオリエンテーリングなんて人生の中では単なる遊びに過ぎず、インカレで勝利することが全てという矮小な視野では味気ない、と最近考えるようになりました。

だから、僕はそのオリエンテーリングを通して、後輩たちに人間として、社会に出てから必要な力を得てもらいたい。そのためのテーマが上の二つです。

「自律」とは、
自分が言ったことには責任を持つ。ワクワクする目標を立てて、それを必ず達成する。その日の気分に左右されず、やるべきことを継続する。といったことです。

「支えあい」とは、
仲間の成長を喜ぶ。お互いを励ませるような言葉を掛け合う。全体の利益を第一に考えて行動する。といったことです。


なんか偽善的に見えるような気もしますが、これらを部員に浸透させられたら、本当に強い集団が出来ると思います。

そして、僕が描く夢は、

インカレリレーが終わった後、円陣を組み、お互いに、そしてインカレに関わった全ての人・ものに対して全員でお礼を言うことです。

形式だけでなく、全員が心から、「このクラブがあってよかった」「インカレがあった良かった」「オリエンテーリングと出会えて良かった」と思えるような、そんな集団にしたいと思います。