夢、再び

オリエンテーリングの事業化は絶対出来るはず。


参加費9000円も取っていてビジネスにならない わ け が な い 。

インカレの参加者500人×参加費9000円、併設大会400人(広報頑張れば2日でこれくらい可能)×参加費3000円として収入が570万円あるわけじゃないですか。

それを、プロマッパーに3ヶ月潰しきって作ってもらって、報酬を150万、
アメンバーに1年間かけて事前準備してもらって報酬を150万、
当日運営と試走メンバーに報酬を100万、

払うとして、
こんなに払うとして、他の運営費に使えるお金が120万円も残るんですよ。
定例戦の経費が10万円で出来ていることを考えたら、相当な額が残ります。


これに他のイベントも平行して運営(たとえば、トレイルラン大会)すれば、時間の有効活用によってもっともっと一つのイベントあたりの経費は圧縮できるはず。

今まで「オリエンテーリングはビジネスにならない」というのが常識だったけど、やり方とコスト感覚次第で不可能なはずはない。


まず、恒常的に開催するトレイルラン大会を持つ
→そうやって資金源を確保した上で同じく恒常的に開催するオリエンテーリング大会を持つ
→得た利益を元に、マッピング技術や運営の効率化、そしてオリエンテーリングの視覚化技術に再投資
→放映権ビジネスに参入?(一度WOCの映像を見た人なら分かると思いますが、オリエンテーリングのテレビ中継は実は超面白いのです)
→社会的認知により普及
→参加者が増えて収益力が向上

こんなふうに、一度軌道に乗せてしまえば、実はすごく夢が膨らみます。




「運営はしんどいもの」「調査は厳しいもの」といったイメージが付きまとい、とても社会人にもなってオリエン界に携わる気力が持てないのが現状だと思います。だからこそ、プロフェッショナリズムを持った運営と調査のプロが出てくることが切望されているのではないでしょうか。

そういう意味で、ジェネシスマッピングの山川さんの功績は非常に大きいと思います。でも、現状それでインカレが持ちこたえられなくなりつつあるのは、コスト感覚の欠如と日本学連の体質にあるのではないかと思います(もちろん直接の原因は加盟員数の減少だが)。


僕は就職が決まりましたが、やはりオリエンテーリング界に戻ってきたい。
ビジネスとして成り立つものを作り上げ、世の人々に、自然への愛と、生きる力と、スポーツの喜びを伝えたい(僕がこんなにオリエンテーリング固執するのは、ここらへんの理由が大きいのですよ)。
そのためにも、今はしっかり中小企業診断士資格を取って、会社に6年は在籍して、ビジネスと経営の基本をしっかり学んでおきたい。
そうすれば絶対に役に立つし、もし失敗しても、食っていけるスキルは残るから。

6年もすれば、会社に残って仕事したいと思うようになるかもしれないし、逆にオリエン界の状況が6年も待ってくれないかもしれない。
でも、少なくとも今は、そういうモチベーションで生きて行きたいなと思うわけです。








他大の部誌で、ある人が夢について書いていました。
一つは、自分が設計した車を作ること
一つは、気軽に参加できるオリエンテーリングのクラブを作ること


この人が書いた「夢」のうちの一つと同じようなことを、理想には程遠いものの、僕はすでに立ち上げている。
それはすごく幸せなことで、そして責任が重いことだな、と思います。