京都市長の講演会

京大が一昨日まで学祭やってて、非常に面白そうな講演会があったので、行ってきました。

PHP研究所社長の江口克彦さんと
京都市長門川大作さんによる「21世紀のリーダーたちへ」と題した講演会です。

江口さんの講演は、「日本は道州制にしないと本当にだめになる」という、まあ、地方分権の宣伝みたいな講演で微妙でしたが、門川さんの講演は素晴らしかった。

こんな素晴らしい人が京都市長にいるなら、京都はきっと良くなる気がします。
感銘を受けた部分をここにも書き留めておきます。

・人間の幸せとは、人のためになることである。
→いくら「あんたのためやから」と言い聞かせても学校へ行かない不登校の子供が、ボランティアで介護経験をしたら立ち直ったと言うエピソード。以前日経ビジネスで読んだ、「佐川急便の社内では仕事での感動体験発表会をしている」という記事とリンクしました。
 前々から感じていたことではありますが、市長の経験に裏打ちされた信念を感じました。

・教育の三原則。退屈させない、落ちこぼさせない、比べない。

・道徳なき経済は犯罪である。経済なき道徳は寝言である。(結構有名な言葉ですね)

・迷ったときは、体がしんどい方を選べ(早速昨日、この言葉を実践して助けられました)

・人生に無駄なことなし
→市長はガンにかかったことあるそうで、その時父親に言われた言葉が「100人の聖人の話を聞くより、1つの病にかかったほうがいい」。

・全国各地飛び回ってるため、年に2日しか休んでいない
→そんな話を聞くと、自分もまだまだやれる気がします。きっと仕事を目いっぱい楽しんでるんでしょうね。

・京都では、小中学校の統廃合が非常に進んでいて、被差別部落地区との統合も進んでいる
→京都という土地柄を考える結構驚きです。地元の学校がなくなるという中で、地元の方々の合意を得られているというのは素晴らしいことです。


堀川高校(公立校で、最近難関大の入学者を飛躍的に伸ばした高校)の校長先生は70点だ。でも、生徒と先生達が補完し、200点300点の成果を出すことが出来ている。
→そんな組織を、ぜひとも作り上げたいものです。