一人旅@安芸・出雲day3
なんとまさかの山陰本線52分遅れ。
こんな無人駅で50分待たされるとは、かなり予想外の展開です。
でも、夕焼けが凄くきれい。
今のうちに今日の記録を書いてみます。
松江で一泊。
素泊まり2400円の超安宿に宿泊しました。学生らしいですね。朝食を600円出して付けてもらいましたが、昨日といい、今日といい、宿泊施設の付属のメシは費用対効果が悪いですね。。
松江城9:30〜11:00
運よく日に2度しかないガイドツアーに時間が合ったため、参加してみました。
まあ、微妙っちゃ微妙なのですが、200円でしかも天守閣の入場料が団体料金になるので費用対効果は高いかと。ほとんどボランティアですね。
松江城は武家らしい質素かつ実戦的な様式を今に留めています。天守閣の地下に保存されている当時の井戸だとかしゃちほこが歴史を感じさせて良い感じ。
地ビール館11:30〜12:30
昼食ついでに飲んでみました。
・・・ごめんなさい。僕は箕面の地ビールのほうが好きです。
いろんな種類あったので、飲み比べも考えたのですが、まあ、そういう結果だったのでやめておきました。
明々庵13:00〜13:30
茶室です。京都の茶室を見ても思うのですが、こういう場所でぼけーっとするのはなんともいえない贅沢ですねぇ。
宍道湖14:00〜14:30
壮大でキレイな湖でした。天気が良かったこともあり、最高の景色です。
湖があり、山々があり、城があるこの松江という街はなかなか魅力的な街だと思います。
松の木陰でしばし居眠り。今日は結構贅沢に時間を使っています。
足立美術館16:00〜17:30
今日のメインディッシュでした。時間を贅沢に使いすぎて無料送迎バスを逃すというミスを犯しましたが、なんとか到着できました。
ここ、ほんと素晴らしいですよ。
ぜひ一度見に行くことをお勧めします。
ウリの一つは壮大な庭園です。
日本の庭園で桂離宮をしのぎ一位になっているこの庭園は圧巻です。
敷地内の壮大な世界に加え、山々と滝が背景となり、実に壮大で美しい庭園。
庭園には立ち入ることが出来ず、ガラス窓から一幅の絵画のように見せる演出も本当に見事です。
そして横山大観をはじめとした日本画のコレクション。
本当に素晴らしい絵画ばかりでした。
最近、僕はルーブル美術館展@大阪と@京都の両方に行ってきたのですが、それを大幅にしのぐ感動が待ってました。
ヨーロッパの芸術は、どうしても人間中心。確かに光の表現がうまく、写実的でキレイな絵なんですけど、モチーフが限定されているし、どうにも心を揺さぶられませんでした。
でも、ここに所蔵されている日本画は、自然や動物を中心にそえ、人間はあくまで脇役。そして作者の美意識に素直に、シンプルな色を繊細に使って表現しています。
そういった絵に感動するのは、やはり心の奥底の価値観が共通しているからでしょうか。
時間が遅かったため、展示室には僕一人。
この日本が最高峰級の絵画たちを独り占めしている感覚は本当に至福のときでした。
一般料金2200円(学生1700円)と、かなり高額なのですが、行く価値は間違いなくあります。
風呂屋17:30〜18:00
すぐ横が日帰り入浴OKだったので500円出して入ってきました。
小さな宿だったのですが、ひのき風呂と庭園の見える露天風呂があってかなり当たりでした。
もう真っ暗です。一旦ここでアップします。
今日は一路鳥取に向かい、明日家族と合流します。