「組織は合理的に失敗する」

と、いうタイトルの本を読みました。

組織が失敗する仕組みを、最新の経済学理論を用いて、太平洋戦争の日本軍を例に出して説明した本です。

日本軍の破滅的な作戦行動は、非合理的な精神論からのものではなく、個々人が非常に合理的に動いたがために起こった悲劇だった、という主張です。



「成功に甘んずることなく、精進を続けないと、いつか失敗する」ということはよく言われますが、それを理論的に説明した、画期的な書物で、非常に興味深かったです。



大事なことは、常に批判的精神を忘れず、絶えず軌道修正を続けていくこと。
だから、辛らつな意見を言う人は、危険分子ではなく、組織永続のために大変重要な人なわけですね。



ちなみに、この本の中でチラッと、僕の内定先の商品である、京セラ「アメーバ経営」が成功事例として取り上げられていました。

入社してからも、組織に染まることなく、客観的視点を持ち続け、誇りを持てる商品、「アメーバ経営」を自分たちの手で作って行きたいと思います。